Making Report

うみねこのなく頃に | ベアトリーチェ
2009年10月12日完成(Gallery に完成品展示) 

Part 3 / 表面処理

色々細かい修正をまじえつつ、ある程度の見切りをつけて表面処理に入りました。
毎度の事なんですが、ヤスリがけし過ぎて手が痺れます。
指先の先端の感覚が戻ってくるのに数日かかるとか、よくある事。
しかしバラバラパーツは怖いですね。
写真のものは全部じゃないですが、15パーツになりました。予想より多かった。

 

 

自前のエアブラシは安物コンプレッサーなので音がうるさく夜間の作業は厳しいので、使えない時間の有効活用にMr.サーフェイサー500を薄めたものをパーツにペタペタ塗り付けてヤスっています。
大きな傷には薄めてないのを直接瓶に筆つけて塗ってたのですが、いまいち埋まらない。

そう言えば、このまえハンズでタミヤパテ(通常グレー)を買ったなぁと思い出して、それを小瓶に移し変えて、Mr.カラー用薄め液のシンナーを入れてグレーの溶きパテを作ってみました。
基本素体が白いので、今まではMr.溶きパテ(白)を使ってたんですが、これって硬化後もちょっと柔らかすぎるんですよね。細かい部分だと割れて欠けやすくもあるし。
なのでサフ作業で色も付いた事だし遠慮なく大きな歪みやキズのある箇所にタミヤパテを溶いたものをペタペタと。…おお!これはいい。何よりきちんと厚塗りされるし、割れるような脆さがない。(強度が無いのは仕方ないとして)
調子に乗って気前良く塗ってたら、色々細かいモールドまで埋まってしまい、リカバリーが大変でしたが(…)割と全体的に大雑把な削りだったのでそういう場所も誤魔化せたような気がします。

そんな訳で、ヤスリがけをP180番→サフ筆塗り→P320番→修正パテ盛り→再度サフ塗り→P320番と進めていたら、気が付かない内に親指の爪が変な形に磨り減っていた。
しかもヤスリがけの負荷で、ミクロだった髪もみ上げパーツもポキポキと折れちゃったので、再度作り直しです(´;ω;`)
丁度いいので、もう少し長めにしてみようかと前向きになりましたが。
ヤスリがけとパーツのすり合わせで改めて出来ちゃった隙間も、埋めていきながら最終的な調整をしていきます。

ちょっと工程が前後しますが、下記はエアブラシでのサフ吹き後に目尻や眉の追加中の写真です。
目尻などは溶きパテを爪楊枝の先に付けて輪郭を書く様に塗って乾燥させ、縁をデザインナイフで整えた後に600番の紙ヤスリで平らになるように整えてます。

 

ベアトは前髪がパッツンなので、眉の位置の調整が難しいです。
こういう細かい場所は最終調整で入れないと、ヤスリを再度かける事が難しいので最後まで残しておくのですが、ダルマの目を入れる作業にも似ていてとても緊張します。

 

 

しかし実際は前髪と合わせると輪郭も気になる部分が出てきてしまったので、結局またヤスリをかけてしまいました。○| ̄|_
残念ですが再度エアブラシを使える時間が無かった為、この状態のまま顔パーツはシリコンにぶっこまれました…。

 

そんな状態ではありましたが、ようやく原型が完成しました!
手持ちの携帯撮影なせいもあって、画質は荒いです。すみません。
 

 

胸元のリボンも最初は単独パーツでしたが、複製を前提にして襟のフリルと最後に接着しました。
キセルの先端の穴は、死にかけている激安リューターで削ったのですが、この後の複製で型と湯口の関係があって結果的には塞がってしまいました… ○<\_ イミナイ

そんな複製作業は次のページで。