Making Report

Fate/stay night | イリヤスフィール -天の杯-
2009年10月12日完成(Gallery に完成品展示)

Part 5 / 仕上げ

髪を全部作り終えてからイリヤは前側の髪が後ろより若干短かった事を失念していた事に気が付いて、整形し終えた後に少し短くカットしたので、髪の流れ方が気に入らない…。

 

しかし作り直す時間はもう無いので、不自然にならない程度に全体的に削りを入れてみたりと誤魔化す方法に。
余り誉められた処方ではありませんね。

写真は原型がマダラ色になってきて見辛くなって仕上げをするのが厳しかったので、表面処理の工程も兼ねて500番の瓶サフで筆塗りをしたものです。なので至近距離で見るとムラムラの筆跡がいっぱい。
それでもエアブラシが使えない状態では無いより良いというものです。

 

あちこちを見直してみて、不自然だった座った姿勢も自立するように腰の座り具合を修正した所、肩帯と干渉してしまい、肩帯パーツを最初から作り直す事になってしまいました。

 

それでも余り気に入ってもいない部分だったので、結果的には作り直して良かったと思います。

エポパテで作り直した帯を、位置を合わせて乾燥させてるところです。

 

乾燥したら、あちこちの凸凹面にパテ盛ってヤスリをかけて整形…モールドはどうしようかギリギリまで悩んだんですが、円を含んだモチーフだと表面処理と塗装時のマスキングも大変そうだったので(主に私が)今回はデカール対応にします。
脛の長さも修正しておいて良かったです、本当に…。
ムチムチすぎない、でも棒のようじゃないひょろっとした少女の脚ってどうすりゃいいんじゃと、ファンドを盛ったり削ったりと苦労しましたが、結果的にこんな感じになりました。

後は王冠の中のモールドなんですが、この段階になっても決めかねてました。
彫るか盛り付けるかデカールにするか…それがずっと決まらなくて。
私の技術では塗装時に、墨入れして見栄えが良くなる仕上りにもならないしなぁ。
下半身のシルエットがシンプルな事もあり、余り上半身に手を入れる過ぎると浮きそうな気もしているので時間短縮も兼ねて、こちらも大量に買い込んできたタトゥシールを試してみようという事に落ち着きました。

表面処理

上の筆塗りしたサフをほぼ全部剥がす勢いでヤスリがけ。この段階では主に
相変わらずヤスリがけ後のパーツはえらい不気味な感じなので、写真の見栄えは良くないです。
全部で14パーツになりました。
脚のパーツの付け根部分が複雑で上手く取れるか分からないので、ここは単独の型を作ろうと思います。

 

写真の状態の後エアブラシで改めてサフを吹いて、600番台で気になるところをヤスリ直して、ようやく原型が完成しました。

 

 

こんな感じになりました。今の私にはこれが限界。
王冠はギリギリのサイズで作ってあるので、余りぎゅうぎゅうに髪に押し込むとサフが剥げてしまうので、浮いた感じになってます。

イリヤの作成は思った以上に難易度が高く、途中心が折れかけて投げ出そうかと思った時期もありましたが、出来はともかく形にする事が出来たのが満足です。
やっぱり達成させる事に意義がありますね。
流石に理想と現実はえらいかけ離れてしまいましたが、そこはまぁ私の技術不足なんでしょう(´∀`)
しかしまだヤスリがけの甘い部分もあるので、目尻などのモールドを追加しながらもう少しいじってみて、複製作業に入ろうと思います。