Making Report

Fate/stay night | イリヤスフィール -天の杯-
2009年10月12日完成(Gallery に完成品展示)

Part 3 / 服の製作

パーツを組み付けてみてから、難関の袖周りに着手しました。
加減が分からないので、多めにファンドを盛り付けて、あとで削る方向でいってみます。
 

 

…しかし花魁か何かのような、不思議な形になってしまいました(´Д`)

キャラを決めた時には、モールドはともかくシンプルな服だしとかフザケタ事を思ってました申し訳ございません。イリヤ難しい!
公式設定イラストでは不明瞭な部分が多すぎるので(袖の形や長さとか)かなり自己流にアレンジする事にしたのですが、袖が長くて指先が出ないのが、思った以上にバランスを取りにくく。

 

紙で実際に布状に折ってみたりして形を見たりもしたんですが、そうするとアッサリしすぎてしまって、ドレス的な華やかさが無い。どちらかと言うと和服の着物みたいなラインになっちゃって(;´Д`)
 

 

そういう訳で、多少は不自然だろうとイラスト的な見栄えも取り入れようと思いまして、原型写真に色々線を引いて全体のイメージを固めて見る事にしました。

  

イメージしろ…感じるんだ…!と、漠然とですがシュミレートをしてみたお陰で、何となくイメージを少しずつ掴めてきましが、気に入ったシルエットにまとまらなず迷走気味。

 

王冠以外のパーツを揃えてみましたが、どうにも上半身にボリュームがありすぎるので、等身をもう少し伸ばしてみようと思います。

王冠の製作

一番難航しそうな王冠部分に着手しました。
ここはファンドだと強度が心配だったので、同色の高密度エポパテを使いました。
何故高密度なのかはファンドと同じ色で作業したかったからだけなんですが…あと白いのが好きなんで。
パテを円状になるよう頭の大きさと合わせて硬化させ、余分な部分を削っていきます。
ただ、この王冠はモールドが複雑なので、髪の合わせ目にどう密着させるかが難しい所です。
 

 

それからずっと、王冠製作に取り掛かっていた訳ですが…。

 

ここまで作るだけで、1ヶ月以上もかかってしまいました…。
毎日やっていた訳でもないんですが、途中で何度も投げかけて放置していたりも。

気に入らなくて作り直したり折ったり割ったり欠けさせたりと、アロンアルファがこの世に存在していて良かったと、これ程強く感謝した事も人生で余りありませんでした。

 

エポパテの練りが一部足りない故の硬化不良で柔らかい部分が出来てしまった事もあり、固まらない部分をデザインナイフで削り取ってから欠けた部分にポリパテ塗りつけて乗り切ったのですが、そんな経過もあってサフを吹かない状態だと色のムラが酷すぎます。
ですが何とか見れる形までこぎつけました。

 

親指にはめるとスカスカですが、サイズはごつい指輪程度の大きさです(笑)
しかしまだ王冠の平面にあるモールドを、どう処理するのかが決まってません。
 

そんな訳で位置合せに入りましたが、やはり髪との接点が難点です。