Making Report

オリジナル | ちびねこファジイ
2009年11月21日 製作開始 ~ 2010年2月7日 完成

Gallery に完成品展示)

製作開始

今回はオリジナルというので肩の力を抜いて何か小さいものでも作ってみようと思います。

どれだけ速度を出してスクラッチが出来るかなぁと、効率を意識してゼロから作り始めてみた所、まるまる2日位でこんなものが出来ました。

 

素材は最近購入した、クレオスの超軽量エポパテです。
尻尾だけはWAVEの高密度エポパテの余りを使ってます。一番の利点は『パーツの隙間に入り込んだ細かい削り粉を水道で洗い流せる事』でしょうか。ファンドではこういった細部の粉塵を綺麗に拭い難いんですよね。いつも筆でパタパタ撫で落としているんですが、埃はどうしてもたっちゃいますので、結構それが鬱陶しくもあり。

 

出来ればカラーレジンにチャレンジしてみたかったので、上記の様に顔も瞳部分のパーツを別に作りましたが、結果的には分割の多さは今の私の技術ではかえって歪になると判断して、途中からいくつかパーツをくっつけました。

もっとテクニックを磨かないと、見栄えのするカラーキットは無理そうです。

パーツの製作

分割面が多いので、小さいくせにパーツばかりが増えていきます。 胴のフリルは流石にパーツ減らしを兼ねて一体型にしました。 

首につけようと思っていた鈴は、全体の形が出てくるとバランスが悪くなってきてしまったので、宝石のような丸ボタン状に変更しました。近場の100円ショップで6m/m玉BB弾とネイル用のデコシールを合わせて購入したのですが、デコシールの方が丁度サイズが合いました。

 

その代わりデコシールの方は半円な分、平面に合わせ易かったので、とりあえずサイズの合う玉型のものを、ダボ代わりの爪楊枝に接着剤でくっつけてリボン・胴体と合わせてみましたが、割と自然な感じになったような。

 

ショップでデコシールを見ていて、これデコねこにすればいいんじゃね?と思いましたので、展示用のキットには、スカートにデコ貼りまくってキラキラさせようかなと思います

(・∀・)

 

ひとまずパーツの数は決まったので、仮組みしてみました。

 

 

こだわり部分は、見ての通りドロワです(´∀`)

スカート部分が相当前に傾いでいるので、かなりあおり気味に撮らないと、正面からじゃ足が全く見えません…。

も少し下から覗き込むと、ドロワがみっちりモフモフしてます。

本当はワカメちゃん状態のミニドレスにしようと思ったんですが自重した結果、こんな中途半端な状態に。 

髪の作成

前髪パーツ側の横髪を作ります。

しかしずっと前髪は短い状態だったので、突然の違和感を覚えます。

…もみあげ短い方がいいのかなぁ。

 

原型完成

全部のパーツが揃いましたので、まとめてサフを吹きました。

写真にはありませんが、スカートキャストオフ用の挿げ替えパーツも作りました。

まぁ単に、かぼちゃぱんつになるだけなんですが。

 

軸打ちしないとあちこちのパーツがバラバラになってしまうので、これだけの写真を取るだけでもえらい苦労しました。

ちなみに髪パーツもこの撮影期間に折ってしまったので、早速修復が必要だという…。

台座も一応用意してみましたが、何故か靴はいてる子なのにクッション使用という不思議!

何となくふかふかな所を歩かせたかっただけなんですが。

ほら、猫ってすぐ座布団乗っ取るじゃないですか。そんな感じで。

 

最初にイメージしていたものとは随分違ってしまいましたが、初めてのオリジナルもので、自由度の高さ故の気軽さを満喫できたので、出来はともかく楽しく製作できました。

誤魔化せる部分でズルをしてしまったような気もするのですが、余り手を入れすぎると今度は変な方向に崩れていく気もするので、このキットはこれで完成とします。 

複製作業・完成

フリルものの経験は余り無かったのですが、思った以上にフリルの気泡抜きが大変です。

とりあえず気泡の目立つパーツで展示用のサンプルをこさえようと思い、ヒヨコさながらの♂♀選別中。

これ右足、これ左手、これは流石に気泡多いなぁ…はい、アウトアウトアウト…とやっていると、気泡有りな方が盛況という体たらく(´・ω・`)  

しかしオリジナルものは需要の有無というより、スペースのにぎやかしと自己満足用なので、少しでも複製出来れば良いかなとかと思っています。

 

そんな訳で、以下はファジイのパーツ一覧です。

こちらの複製もさっぱり進んでいないんですが、オリジナルものは数個持ち込めれば良いかなと思っているので、展示の方をメインにしようと思います。

 

全17パーツになりました。 (オプションパーツ含む)

台座を用意したもののキットのボリュームに比べて少し小さすぎたので、別に接着用の台座が必要かもしれません。

今回のキットは角度がついてしまって重心のバランスが悪いので、接着剤のみの補強では強度が足りないと思います。

アルミ線等での軸打ちを行なった方が無難そうなので、展示用ではそうしようと思います。

 

オプションは スカート脱着時(かぼちゃパンツ)の腹部分にはめ込みパーツですので、スカート着用の場合は不要です。 (あくまでダボ隠し用です)

しかしちょっと粘土埋めを失敗したようで、うまく複製時に気泡が抜けないパーツになってしまったのが悔やまれます。

 

完成写真は、下記リンクより閲覧出来ます。  

メイキング画像プレビュー