沙耶製作レポート2

今だ余震も治まらない状態が続きますが、皆さん大丈夫でしょうか。

私の周辺も安否が確認できない身内がいる事もあり、情報を探す日々が続いております。
しかし何か他の事にも気持ちを向けていかないと、精神的な消耗が激しく疲れてしまっていた事もあったので、何も考えないで手を動かせる事でも少しはしてみようか…と、原型が完成していた沙耶の複製作業をしていました。

 

私の住まいの区域は計画停電からは外れているのですが、エアブラシというかコンプレッサーの電力がどれ位かかるのかも分からなかったので、節電を兼ねて塗装を省けるようにカラーレジンにチャレンジしてみました。

 

…とは言ってもうちの設備では手流ししか出来ないので、色数が少ない&パーツが単調だったから出来たのだと思うのですが、やはり気泡が抜けにくく色ムラが目立ちやすいので、複製には四苦八苦しました。

 

顔パーツなんかも肌色で抜いていたので、そのまま素組みで完成させても良かったのですが、折角なので一度試してみようと、下地に缶スプレーのメタルプライマーを吹いてから、100均(ダイソー)で購入したカラーパステルのオレンジを使って肌の陰影を少しだけつけてみました。
かなり濃くパステルをまぶしたのですが、上から同じく缶タイプのつや消しトップコートをスプレーしたら、半分ぐらい希釈されたようで薄くなってしまいました。
ほんのりした色付けをするなら、パステル使用は割と簡単な塗装手段かもしれないですね。

 

キットのバリ取り&ヤスリがけ~仕上げまでは、ゆっくり休み休み進めながらも6時間位しかかかりませんでした。(一番時間がかかったのは瞳周りのデカール貼りとか修正だったという…これだけで2時間は費やした)

 

そんな訳で、ひっそりと沙耶が完成いたしました。

完成品の画像は『Gallery』ページにてご覧下さい。

 

丁度、パステルと一緒にダイソーで購入していたディスプレイケース(小)にぴったり収まる大きさだったので、保管するのが楽そうです。

 

それと、こちらのキットの頒布ですが、今の段階では予定通り開催予定と伺っているトレフェス有明5に、少量だとは思いますがカラーレジン版とホワイトレジン版を持ち込む予定で、用意をしていくつもりです。
興味をお持ちの方がおられましたら、ご来場頂けると嬉しいです。


実際、5月のイベントは状況次第では中止の懸念もあるのですが、申し込んだ以上は出来るだけ(状況的に無理の無い限りは)参加しようと思っております。

世間には自粛ムードの空気が流れておりますが、他人事では無い状況下だからこそ、出来るだけこういった息抜きが出来る場所も、無くさないよう大事にしていきたいと個人的には思ってます。
息をずっと止め続けていても、人は死んでしまうのですから。